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足の秘密について


私達の身体の中の最下部にある、足裏のしくみについてお話しいたします。



身体の中には不要なものは何ひとつなく、

神様は本当にすばらしい肉体構造と機能を作ってくださったと思っています。



その中でも、一番複雑で、精密なつくりになっているのは、

足裏ではないかと思います。



足は身体の土台であり、身体と大地をつないでいる根です。



下肢部の構造上、機能上または、代謝上の不均衡(アンバランス)は、

多少であっても身体中のどこかに、疲れ、過労を引き起こす原因となってきます。



足の構造は、

地面の起伏に身体を適応させ、正常な生活を送るために、大切な働きをしています。



地面が硬い、靴が小さいといった悪条件でも機能しなくてはならず、

足が上手く機能しなくなったり、痛みが出たりして、初めて足の大切さに気がつく

ということが多いのです。



何はともあれ大人の場合、22cm~28cm位の、ほんの4~6cm程の大きさの違いで、

体重は40kg~○○kgまでを支えているのですから、身体の不思議ですよね!!



では、何故こんな小さな面積で、身体を支えることができるかをお話します。



足は、小さい面積の中に26個の骨と腿でできています。

ものすごく精密な構造により、身体の揺れや地面からのショックを防いでいるのです。

そして「土踏まず」といわれるアーチ構造をしています。



一般に偏平足で足裏のアーチが無い人は疲れやすいと言われていますね。



実は、この小さな面積で体重を支えていられるのは、

このアーチ構造があるからなのです。



トンネルや傘など、上から圧のかかる物は、

かまぼこ型、おわん型とアーチ型になっているのは、ご存知でしょうか?



それは、上からかかる重さや圧を、前後左右へと上手く分散する事が

出来るからなのです。



私達も、体重がストレートに足裏全体にかかるのではなく、

「土踏まず」のアーチ構造の部分で体重を分散させてくれているので、疲れずに、

また小さい面積であるにもかかわらず、重たい身体を支えられるのです。


アーチ構造を作り上げているのが、第2中足骨であり、縦、横のアーチなのです。


このアーチ構造は、足裏の丹状骨(然谷)に体重がのる事により、

出来上がってくるのです。


体重がちゃんと丹状骨部分にのらないと、

重心が乱れ、偏平足や外反母趾を引き起こす原因となってきます。

また、足の関節の中で中足指節関節が、一番よく動かなくてはいけないのです。

動かなくなると、足の裏を反らすことができても、

曲げることができなくなってきます。


先の狭くなった靴を履いたり、足裏の硬い靴を履いたりすると、

中足指節関節の動きがなくなり、床をつかむ、物をつかむということが

出来なくなってきます。



足の指が広がらない、動きがないという事は重心が不安定になる。

     ↓

偏平足、外反母趾、巻き爪などの足の変形を作り出す。

     ↓

疲れやすい、痛みのある体をつくり出す。

     ↓

歪みのある身体をつくり出す。

膝、股関節の異常から内臓へも影響を及ぼす。

足の変形は関連した経絡の流れに異常を及ぼすことになる。

たかが小さな足裏ですが、大地と接点、健康に大きく関係してきているのです。

そこで大切になってくるのは、いかに中足指節関節の動きをだすかということです。


(1)足の指のグー・チョキ・パーをする。

(2)立位のまま足の指をニギニギして前進する。

(3)タオルを足の指で手繰り寄せる。

(4)直径3cm程の棒を足裏でコロコロ転がす。(ラップ芯や麺打ちの麺棒等)

   竹踏みの竹では太すぎて足裏のアーチの大きさに合わない。
   3cm程であれば、指を開く事もでき、つまみ上げる事もでき、横・縦のアーチ
   の復元することが出来るのです。

(5)裸足の運動を行う。


健美操のように、足裏全体で重心を確認したり、

足の母趾まで力を入れて床をつかむ感覚を養ったり、裸足で片足立ちをするという事

が大変重要になってきます。


靴を履いての運動では、足の先端まで動いたり、意識する事は不可能ですので、

伸び伸びと足裏を使って運動する健美操はもってこいの運動なのです。


足裏って汚い! というイメージをお持ちではありませんでしたか?

実は大地と私達を結んでくれている接点で、ものすごく精密なつくりで、

デリケートな場所なのです。

又、足裏には身体の老廃物を出す働きもあります。

踵のガサツキは老廃物なのですヨ(^_^メ) 腎臓に関係したツボがあります。



冬の時期は、腎経(腎)と膀胱経(膀胱)と深く関係している季節です。

腎経は、足の裏の湧泉(ゆうせん)というツボから始まり、

土踏まずの中心にある然谷(ねんこく)というツボを通り、内くるぶしを1周して

上へ流れています。



冬の季節は、足の裏のケアをして下さい。



又、足裏には、経絡と神経反射区とがあります。

反射区とは、内臓が脳などの様子が足裏にあらわれるもので、

足裏を刺激すると、関連部分に変化が出るというものです。

ツボ・経絡とは、内臓に関係したルート流れです。



足裏にはたくさん沢山の秘密が隠れているんですね。 大切にしてあげましょう。


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