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関節の痛み・痺れの原因 〜膝関節痛について〜


加齢と共に、神経痛や手足の痺れ、関節痛などが発生しやすくなってきます。

身体の中で痛みがあると、何をするにも気になってしまいますね。

「齢のせいだし仕方がないわ」と諦めてはいませんか?

日々の生活の中で、予防・改善が出来たらいいですね。

痛みや痺れの発生の原因を理解して、予防・対策にお役立てください。



加齢と共に私達の身体には、筋肉が硬くなり、椎骨の隙間が無くなり、

身長が縮んでくるという現象が起こります。


【身体の痛みや痺れが、加齢と共に発生しやすくなる原因】

(1)体内水分量が減ってくる

(2)筋肉が硬くなる
 
 ※神経は背骨の椎骨と椎骨の間から出ているため

(1)(2)の原因により、

椎間板(ゼラチン状の髄核とコラーゲンを含む、繊維輪からなり、椎骨と椎骨の間にある

クッションの役割を果たしているもの)が薄くなり、椎骨の隙間が狭くなります。

神経の出口も狭くなるので、神経が圧迫されて、痛みが出てきます。

特に頸髄神経は手や呼吸器、腰髄神経は足の痛みに関係してきます。

基本的な予防策としては、筋肉を硬くしないということです。



筋肉には、身体を支え、動かすだけではなく、

代謝を高めたり血液や老廃物を流すという役割もあります。

スポーツなどではなく、日常生活の中での労働・趣味などで、

長年筋肉を使いっ放しにしておくと、筋肉に乳酸という疲労物質がたまり、

筋肉が硬くなります。

また、筋肉には水分を補給する役目がありますが筋肉が硬くなることにより

水分の輸送管が詰まり、水分の運搬作業がスムーズに行かなくなります。

脊柱の場合は、椎間板が干からびて椎骨の隙間が無くなるということが起きます。

また筋肉は骨に対して「カルシウムを運搬する」という作業もしています。

筋肉が硬くなると、カルシウムを上手く供給することが出来なくなり、

骨粗しょう症になったり、不要なカルシウムを回収することが出来なくなり、

骨の外側にトゲのようなものが形成され、それが神経を圧迫したり、

擦ったりすることにより、痛み、痺れを起こしたりもします。



 筋肉がいつも緊張・疲れている → 水分・カルシウムの供給がスムーズに出来ない
     ↑                     ↓
 痛み、痺れの発生   ←   椎骨の隙間が無くなり、神経を圧迫する。
                  骨粗しょう症、骨の形成が始まる。



つまりは緊張を取り除き、伸び縮みがしっかりと出来ていること、

またポンプの作用により、血液・水分・栄養分を流すことが出来る筋肉を養い、

維持することが痛みや痺れの予防に繋がります。

また、脊髄神経を圧迫しないためにも、身体のアンバランス(歪み)があっては

いけませんね。

片側のみ緊張が強い、という状態の筋肉バランスをつくらないことが大切に

なってきます。



ここまでの話は、脊髄を中心に痛みの発生するパターンでしたが、

関節の痛みの中でも一番多い「膝関節痛」についてもお話しします。

関節の中で一番変形を起こし易いのが膝です。

成り立ちも脊椎と同じで、脊椎の椎間板に相当するのが、膝の軟骨や半月板です。

長年の膝の周りの筋肉の疲労効果により、軟骨や半月板が干からびて(水分が減り)

磨り減りが始まります。



一番負担がかかる姿勢は正座です。

屈曲が最大の原因であり、また長時間座っていると、膝から下が貧血状態となります。

正座がきつくなると、自然と横座りの姿勢となり、膝は捻れ、骨盤の左右のバランスが

歪み、背骨が歪む、という状態を引き起こします。



膝を痛める方の多くは、テニス・ゴルフなど身体を捻る動作が多い方です。

本来膝は、曲げる・伸ばすの2つの動作しかできない関節なので、「捻る」という動作

にはとても弱い関節なのです。

また、骨盤の歪みから膝が捻れるケースもあります。

骨盤・腰のアンバランスにより、脚がO脚やX脚になり、膝に重心がうまくかからなく

なり、膝が捻れるというパターンです。

「整形外科で何年間も電気や湿布をしても治らない」と言う方は、

膝・腰・骨盤の捻れを取り除く必要があります。



★骨盤・膝の捻れの改善

★腰まわり・膝高・四頭筋の改善調整運動、伸展運動など     


【日常生活で意識すること】

 ・横座りは絶対にしない

 ・長時間正座もしない

 ・夜間 身体を冷やすもの(果物など)は食べない

 ・腰椎の左右の硬さをなくし、骨盤の捻れを取る改善運動を行う

 ・ひざ裏を柔らかく、膝周辺の筋肉のストレッチ・運動を強化する


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