HOME  前へ戻る

健美で毎日いきいき

健康づくりに役立つ様々な情報を月刊でお届けします。
メールマガジンで紹介している内容です。
メルマガ 
 
メールアドレスを入力して送信
前へ | ページ一覧へ | 次へ

歪みについて


最近、TVや雑誌で、「身体が歪むと病気や痛みが出てくる」という事を、
よく取り上げています。


健美操は20年以上前から、
歪みの原因の除去・歪みを矯正する体操としてプログラムされています。

今回は身体が歪むと、何故病気や痛みが出てくるのか?
何故歪みが発生するのか?

「歪み」の見方についてお話いたします。



まずは、背骨について、

私達の身体は、頚椎7個・胸椎12個・腰椎5個・仙骨5個・尾骨3~5個で成り立って
いて、積木のように積み重なっています。

椎骨と椎骨の間には、椎間板(足から伝わるショックをやわらげる)という
クッションの役目をしている軟骨が納まっています。

背骨はS状湾曲という腰椎が前湾、胸椎の後湾、頚椎の前湾の形を成し、
椎間板と共に足から伝わるショックをやわらげています。

この形に狂いができる事により、歪みが発生してしまいます。

歪みが発生すると捻じれたホースに水が流れない、傾いた家の扉が動かないという
のと同じ状態が身体の中にも起こってくるのです。

背骨の中にはたくさんの神経が通っています。特に脳と脊髄の間には、脳脊髄液が
流れています。細胞に酸素や栄養を送り細胞でできた老廃物を受け取るという作業
を繰り返しています。

背骨のバランスが崩れると神経を圧迫して痛みが出てきたり、脳脊髄液の循環が悪く
なったりするのです。 又、背骨と内臓も繋がっています。

脊髄神経が圧迫されると、連絡している自律神経の働きが阻害され、胃腸の調子が
悪くなったり、心臓の働きに影響が出たりします。背骨が歪むことにより肋骨が下
がったりもしてきます。そして、肺の機能が落ち胃腸を圧迫したり、下垂したりと
いう事が発生してきます。

要するに、背骨に歪みが生ずると姿勢が悪くなるだけでなく、筋肉のバランスが乱
れ、内臓を圧迫したり機能が低下し、自然治癒力がおちてしまいます。歪みが正さ
れることにより、自律神経の働きは良くなり、内臓の位置も整い、自然治癒力が高
まってきます。



背骨が歪む原因は何なのでしょうか? 

背骨の土台となっている骨盤のバランスの崩れが大きく影響しています。
昨今、骨盤を整えるという事の話題が絶えません。

骨盤の右と左のバランスに狂いがあると、当然のこととして、上にのっている背骨
も左右が捻じれ、前後のアンバランスが生じます。

では何故、骨盤は歪み、アンバランスを起こすのでしょうか? 原因は様々です。


 ●毎日の生活習慣
  ・横座りをいつもしている
  ・足を組む癖がある
  ・片側の足、又は手だけ使う
  ・一日中立っている。又は座っている仕事
  ・片側にだけカバンをかける・・・など

 ●筋力の低下
  ・加齢、その他、身体を支える筋力がなくなってくる。硬さが出て、関節の
   可動域が小さくなる

 ●内臓疾患
  ・内臓疾患があると、その部位をかばう姿勢になる
  (喘息が起きると猫背になる、胃腸が疲れると背中が丸くなる等)

 ●外的障害
  ・捻挫、膝の怪我などにより、体重が左右同じにかけられない状態となる

 ●精神的な影響
  ・悲しい事が続くと肩が落ちて下向きがちになる
  ・怒ってばかりいると、肚(はら)が立ち、肋間部が前に出てくる・・・など

 ●栄養の偏り→筋肉の質を作っているのは食事から摂るものによります。
  ・乳製品が多すぎる
  ・肉食が大好き
  ・甘いものばかり食べる
  
  などを続けていると、身体が冷えたり筋肉の質が硬くなってきます。


というような状況だと、歪みを生じやすくなります。
骨の質は体内で作り出されるカルシウムの密度と関係しており、密度がスカスカ
(骨粗鬆症)になると変形したり、つぶれるということが起きてきます。


私達の身体は、
 暑い時は汗をかいて体温を下げる。
 寒い時は血管を収縮させて、体温を一定に保持する。
 身体にウイルスが入ったりすると、熱を出してやっつけようとする。
といった様に身体のバランスが崩れると、自分で治そうとする力があります。

それを自然治癒力と言います。

自然治癒力が高ければ、病気や体調不良になっても自分で治すことができます。

前述したように、
背骨の歪みを正すことは、自然治癒力を最大限に高める方法に繋がります。
歪みを整えていくと、重力による物理的な圧力に抵抗力が出来る為、自然治癒力が
最大に高まり、病気を予防・改善することにつながるのです。



ここで、自分でできる歪みチェック方法を紹介致します。

(1)つま先を揃えて立ち、力を抜いて、目を閉じた状態で立ちます。
   しばらくすると身体が前後に動いたり、左右に揺れたり、重心にかかってい
   る方へ動いていき、揺れの大きいほど背骨の歪みも大きいと考えられます。

(2)床に横50cm、縦50cmほどの正方形を書き、真ん中に縦の線を入れま
   す。

   この縦線で区切られた二つの長方形の中央につま先を揃えて立ち、
   目を閉じてその場で手を振り、50回足踏みをします。

   終了した時の自分の足の位置、身体の方向で、身体の歪みをチェックする事
   ができます。

   右、左、前、後、回旋して移動をしているなどの結果がでたとしたら、
   頚椎、腰椎、骨盤などの歪みがわかります。

   又、顔や首は傾いていないか・お尻の大きさや筋肉のつき方は左右どうか、
   背中の丸み具合などを見てみてください。

ご自身の身体の歪みを確認してみましょう。 


スポンサードリンク
Page Topへ▲
運営サイト 愛好会 指導員派遣について 健美操体験ワークショップ 健美操指導員の資格取得 健美操教室案内 健美操フェスタ 水中健美操 FAQ
Copyright© 日本健美操協会 All rights reserved.
〒154-0003 東京都世田谷区野沢2-1-1 ARビル2F
TEL(03)5481-0036 
FAX(03)3410-7508