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春の身体と五月病


今年は全国的に大雪となり、春が来るのを待ち遠しく思われていた方が沢山いらっ

しゃったと思います。

春は、冷え・寒さの「陰の季節」から、暖かい「陽の季節」の移り変わりという事

もあり、私たちの身体は一年のうちで一番体調管理が難しいと思われる季節となっ

てきます。



『春』という言葉は「物が張り出す」という意味であり、

英語では「spring」=「飛び跳ねる」という状態の事です。



暦では啓蟄(けいちつ)は、春になり「虫達が地面から出てきて、冬眠中の動物が

動き出す」「木の芽が芽吹いてくる」など色々な所で色々な物が張り出してきます。



春とは、冬の間に貯め込んでいたものが、外に出ていく時期でもあります。


 1.発疹・吹き出物・鼻水・ものもらいなどが出てくる

 2.くしゃみなど余剰な水分を外に出す

 3.アレルギー症状が出やすくなる

 4.不眠・いつまでも眠い(春眠 暁を覚えず)というような睡眠異常

 5.気分がハイになったり、しずんだりやる気が出なくなる


など、心身共に不安定になりやすくなります。



これらの症状は全て「自律神経」が関わっています。

自律神経とは、自分の意志に関係なく働いている心臓・肝臓・胃腸・汗腺などの

働きを司っているもので、筋肉を動かしたり「緊張」する時に働く神経です。

心拍数や血圧を上げる「交感神経」と、内臓の働きや「リラックス」をする時の

神経で、脈拍や血圧を下げる働きがある「副交感神経」があります。



私たちの身体は、片方が上がれば片方が下がる、というバランスのとり方をして

います。また季節により、神経の働き方が変わります。

冬の寒い間は、緊張する交感神経が優位になるので、血圧が少し高めになったり

脈も少し早くなります。

空気が冷たいので、全体的に引き締まる身体になりやすくなります。

反対に夏は副交感神経が優位になります。

身体が緩み、毛穴を開くことで汗をかき体温を調整します。

身体もダラッとして、リラックス状態になります。



春は冬から夏に向けての時期なので、一年のうちで交感神経が優位な時期から、

副交感神経が優位な時期への切り替わりの時です。



春でも寒い日は、緊張神経である交感神経がよく働き、

「ふーっ」と緩んだ暖かい日は、リラックス神経である副交感神経が働きます。


夏や冬のように、どちらが優位になるのではなく、

ある日は交感神経、ある日は副交感神経が働くようになるので、

バランスが取りづらくなり、「自律神経失調症」などの症状を引き起こしやすく

なります。



特に「五月病」と呼ばれる症状は、

五月に入ってからも日によって気温差があったり、晴れたり曇ったりと

はっきりしない天候で、寒さから暑さに向かう「季節の変わり目」に起きやすく、

自律神経失調を起こした時に出やすい症状と言えます。



日本では、3〜4月に卒業や進級・就職、職場での異動・転勤など、

環境で変化のある時期。



特にゴールデンウィーク頃は、新しい環境に慣れ始め、天候も暖かくなり、

心身共に急にダラッとした、副交感神経が優位な状態となります。



身体を動かすのが億劫になり、朝起きるのが辛い・集中出来ない・ヤル気が

出ないといった、自律神経の乱れ、副交感神経が強くなりすぎた時に起きる症状が

「五月病」なのです。



これが続くと、精神的不調・うつや抑うつ状態に繋がる可能性があります。

五月病になったかなと思ったら、メリハリのある生活を心掛けましょう。

怠い・ヤル気が出ないからといって休んでばかりいると、余計に症状は進んでし

まいます。



【日常生活での改善方法】

 1.外に出てウォーキングなど、身体を動かしてみる

   自然探索をしながら外気を吸ってみましょう!

 2.少し熱めのお風呂に入る

 3.家事などの仕事は時間を決めて行う

 4.大好きなことに熱中してみる

 5.生姜やシソの葉を食事に取り入れる

   漢方で「気を開く」=「うつ状態を良くする」効果があります。


 6.身体を冷やさないよう、清涼飲料水など砂糖が多く入った飲物・食物は

   なるべく控える


 ★★★ 健美操プログラム「緊張・脱力運動」で
 
              自律神経の働きを調えることができます ★★★



春の時期、骨盤が緩み始めます。頭蓋骨は骨盤と同じように緩みます。

よって、ボーッとして気が抜けるような精神状態も作りやすくなっています。

身体のトレーニングは、強弱をつけて動くことをお勧めします。


姿勢を正して歩く、足の湧泉を押して、

手の小指で上半身をコントロールして動かすように心がけて下さい。


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