HOME  前へ戻る

健美で毎日いきいき

健康づくりに役立つ様々な情報を月刊でお届けします。
メールマガジンで紹介している内容です。
メルマガ 
 
メールアドレスを入力して送信
前へ | ページ一覧へ | 次へ

夏の季節の管理


むしむしと湿気の多い梅雨の季節、

私達の身体は、重だるい、むくみやすい、すっきりしない状態が続いたり、

湿気が多くなると神経痛・リウマチが出たり、皮膚にプツプツとできものが出やすく

なります。



膝や腰に痛みのあった方が雨の降る前日に痛みが再発する話はよく耳にします。

皆さんも経験があるのではないでしょうか?

「痛みは湿気に関係がある」という事です。



このような諸々の状態を、東洋医学では「水毒」と言います。

体内の脾・胃=消化器系は、飲食物を消化して小腸に送り、

栄養分に変化させる作用、身体に栄養を取り込む作用、栄養を全身に巡らせる、

栄養素の中から水分を吸収し、津液(身体を潤す水分)を作り、

全身に送るなどの働きがあります。



ですが消化器である、脾・胃の働きが弱まると、水分を運ぶ力が低下し、

津液が滞りを起こし、むくみが生じます。

また栄養を運ぶ力が弱ってくると、全身に疲労感が出たり、怠さがやってくるのです。



人体の水分量は60〜70%と言われています。

梅雨時は空気が湿気を含み、身体の外側は水分たっぷりな状態。

水分を飲まなくても、呼吸や皮膚から外気の水分が体内に入り込みます。

そうなることにより体内に余剰な水分が残るという状態になります。

体内に残っている水分は「陰」であり冷えを伴います。

また、気候的にも梅雨の時期は「梅雨寒」「梅雨冷え」という言葉があるように

意外と冷えてしまいます。

また、雨に濡れて身体が冷えることがありますね。



身体に「冷え」と「湿気」が入ると、神経痛・リウマチなどを起こしやすくなります。

その為、気圧が変わる時期は、湿気が入ってくる時に身体は敏感に反応するのです。

また梅雨の時期は、病気の原因にもなるカビが生えやすいです。

有名なのは「水虫」、他に赤ちゃんのオムツかぶれや婦人病のカンジタなども

カビの一種です。



このような症状は日頃から水分摂取や汗が多く、

なんとなく皮膚や粘膜が湿った人がなりやすいのです。

お風呂、サウナ、運動などでしっかりと汗をかき、その後拭き取って、

皮膚を湿らさないようにすることが大切です。

空気中の湿度が高くなると「不快指数」が高まりますが、

身体の中に入ってからはもっと不快になると思って頂いていいですね。



前記に述べたように、体内の水分を巡らす作用がきちんとできて、

水分がスムーズに動けば、このような症状は緩和されてきます。

また「出る分」と「入る分」のバランスを崩してしまうのが水毒なので、

梅雨の時期は「出してから入れる」を心掛けましょう。



梅雨が明けて太陽がギラギラする夏が来ると、

怠い・重い・むくむなどの症状は少なくなり、

今度は、息が上がりやすい・不眠・拍動が強くなる・精神不安定・発汗・面紅などの

症状が現れてきます。

夏になると外気は火熱を帯び、

その外気の熱が身体の中での熱源である、心臓と小腸に影響を及ぼしてきます。

心が火熱の邪に侵されると、上記のような症状が出てきます。



心臓は血液を全身に送るポンプの作用の他に精神を安定させ、

意識や思考をコントロールする働きがあります。

心臓の働きと大きな関わりがあるのが、血液を作り出している小腸です。

心が火熱の邪に侵されると、それが小腸にも影響し、

頻尿・尿の色が濃い・舌が赤くただれるなどの症状が出てきます。



夏場はよく眠れなかったり、心の落ち着きがなくなりがちです。

心を安定させるような暮らしの工夫をし、ゆったりと過ごし、

心臓への負担を軽く、呼吸も深くしてください。

冷房の効いた部屋に長くいた後、太陽の日差しを浴びると、

自律神経など身体に負担がかかるので、温度差にも気を付けましょう。



夏場は苦味が身体を助けてくれます。

夏野菜である、苦瓜(ゴーヤ)やキュウリ、トマトなど、

体熱を下げる食材を口にしましょう。


スポンサードリンク
Page Topへ▲
運営サイト 愛好会 指導員派遣について 健美操体験ワークショップ 健美操指導員の資格取得 健美操教室案内 健美操フェスタ 水中健美操 FAQ
Copyright© 日本健美操協会 All rights reserved.
〒154-0003 東京都世田谷区野沢2-1-1 ARビル2F
TEL(03)5481-0036 
FAX(03)3410-7508