HOME  前へ戻る

健美で毎日いきいき

健康づくりに役立つ様々な情報を月刊でお届けします。
メールマガジンで紹介している内容です。
メルマガ 
 
メールアドレスを入力して送信
前へ | ページ一覧へ | 次へ

泣いて心と身体をリセット〜免疫力アップ〜


秋になると、本格的な冬の寒さを目前にして、日に日に冷たさを感じ、

街の景色も明るい色から、落ち葉や紅葉といったトーンの下がった色合いになり、

どこか寂しくて、人恋しくなる季節でもあります。

夏はギラギラと太陽が降り注ぎます。

心はハイテンションになり、大声で笑ったり騒いだり、はしゃいだりした夏の祭り気分

から、物静かな夕焼けをじっくり見てみたりする、芸術の秋へと変化します。



これらの感情は、自然の気の流れとマッチした正常な心の状態なのです。

暖かい・暑い、春・夏は私たちの心は外へ向きがちのため、

気も外へ外へと発散していく時期です。

この外側へ向かう気の流れが、秋になると空気がしまり、

気の流れは求心的に、内側へと向くため、意識は自然と心の内に向いてくるのです。

そのため自分自身と向き合ったり、見つめたりすることが多くなってきます。

そして、涙もろくなったりします。



今回はその涙と、*免疫力の関係についてお話したいと思います。

【免疫力】
 細菌やウイルスが体内に入ってきた時に、それらを異物として排除しようとする
 体内の仕組み。
 白血球がウイルスなどの異物を食べたり、
 ウイルスなどに感染した細胞を殺す「ナチュラルキラー細胞」の働き



ずっと心に溜めていたストレスがあったものの、

泣いてはき出したら、スッキリした、という経験はありませんか?



最近の研究では「泣く」ことで、「身体と心の癒し効果」があると発表されています。

今まで泣くことは、あまり良いこととはされてきませんでしたが、

涙を流すことは、ストレス解消に繋がります。



笑いは元気を生み出す効果があり、涙には気持ちをスッキリさせる効果があります。

ストレス解消の面からみると、実は笑うことより泣くことの方が、

より効果があるというデータもあります。



ストレスを解消すると、

心が元気でいられるための脳内物質「セロトニン」が分泌されやすくなります。



呼吸や血液循環を支配する自律神経は、ストレスに大きく関係しています。

笑っている・怒っている時は、自律神経の中で、交感神経が優位になります。

交感神経は、頑張る時・興奮する時・運動する時に働く神経です。



泣くという感情は、リラックスや安静を促す副交感神経が優位な状態になり、

感情の起伏が切り替わることによって、自律神経が変化します。

つまり涙を流すとストレスが解消され、リラックスした状態になります。



逆に涙を堪えるのは、緊張した交感神経が優位な状態が続き、結果的にストレスを

溜めることになり、健康に良くないのです。

また泣いた後は、運動をした後と同じように、スッキリとします。



これは、脳内ホルモンの1つである「エンドルフィン」が増加するためと言われて

います。エンドルフィンには強い鎮静作用があります。

適度な運動の後にはこのエンドルフィンが増加し、心も身体もスッキリとします。

泣くとスッキリするのは、この物質が関係しているのです。



過度なストレスがかかると、免疫力が低下してしまうのですが、反対に「笑う」と

免疫力高まることが一般的に知られています。

同様なことが、泣いた後にも確認されています。「笑ったり」「泣いたり」して

ストレスを解消することは、免疫力を高めることに繋がります。



ところで、涙にはいろいろな種類があります。

玉ねぎを切った時にも涙は出ますね。

涙には、水・カリウム・マンガン・塩分・脂肪・たんぱく質などの成分が

含まれますが、感動の涙は上記の成分が濃いと言われています。



また、体内のマンガンの量が増えてくると、鬱(うつ)の症状が出やすくなる、

といった発表があります。

体内のマンガンを放出するのにも、一役買っていると思われます。

また、感動の涙には、うれし泣き・もらい泣き・悔し泣きなども含まれます。

定期的に感動する映画を観て泣くことは、ストレス解消のためにとても良いことです。



あとひとつ、泣くときは声を出して泣いてみる。

赤ちゃんは声を出して泣きます。

この泣くという運動は、人生最初の「リズム運動」なのです。

涙を流してスッキリする効果に、思い切り声を上げて号泣してみる、というリズム運動

も加わり、セロトニン・エンドルフィンも増加し、効果が上がります。

ただし、映画の中でも「ホラー映画」はいけません!

「血の気が引く」という言葉があるように、恐怖心は脳の血流だけでなく、

セロトニン神経の働きも弱めてしまいます。元気な時に観るのはいいのですが、

心が少し落ちている時にマイナスの波動の映画を観たり、本を読んだりすると、

脳の働きが弱まり、ストレスが溜まってしまいます。



また感動映画を観るのは、夜がお勧めです。

脳のストレスを洗い流してからベッドに入れば、ぐっすりと眠ることができ、

翌朝の目覚めはスッキリします。



少し感情的になりやすい秋ですが、

心の声をよく聞いて、思い切り泣いてみて下さい。


スポンサードリンク
Page Topへ▲
運営サイト 愛好会 指導員派遣について 健美操体験ワークショップ 健美操指導員の資格取得 健美操教室案内 健美操フェスタ 水中健美操 FAQ
Copyright© 日本健美操協会 All rights reserved.
〒154-0003 東京都世田谷区野沢2-1-1 ARビル2F
TEL(03)5481-0036 
FAX(03)3410-7508